[PictureNo.062]死装束

白装束で彷徨う女。

死装束
シチュエーションというかストーリーを考えてから描くようにするのが
このところ心掛けている事です。
普通だろ…という感じですが私には普通じゃなかったのでした。(見切り発車が殆ど)
準備に時間をかけてみましたので、よろしければ続きをどうぞ。



メモ帳になんとなくデザインした段階。
ノートと鉛筆なら場所を選ばないので、出先でささっとイメージをスケッチ出来ます。
線でしっかりと描きこんでおけば後は楽ですが、私の場合、
色や陰影を付け始めるとどうせ矛盾が出てきてしまいます。
ざっくりで切り上げておきます。

キーワードは「死装束」。スカートにカラスの骨をのっけます。
どんな文化だというかんじですが、漫画 ”CLOTH ROAD” のジュリエットのドレスを見て、
気がついたらパクっ影響を受けていた次第です。

線画とはまた別に、雰囲気というか印象をスケッチしました。
一番好きな行程だったりします。
頭部が日傘の陰であることや、光が当たる場所などがポイントです。

ここで即興で描いたバランスやフレッシュさは後々詰めていくと失われてしまいますので、
頻繁に見返すスケッチです。
通勤中にiPhoneアプリで描きました。


そのあと、やっぱり詳細が無いと困るだろうな〜という点が見えてきます。
なにかしら資料を探し、何を描くか決めておきます。



最初の線画をphotoshopに取り込みます。
自由変形で、縦長だったのを変形させ、邪魔にならないよう薄い青にします。
明暗のバランスに気をつけながら、モノトーンで要所を描きます。

今回、肌以外はほぼモノトーンです。
服より肌が白くならないよう気をつけてから、肌色に塗ります。
後はひたすら描いていきます。
頭部が日傘の陰であること、服の白さのバリエーションに気を配りつつ。

細部と、レイヤー構成など。

レイヤーを分けるときの基準は、傘と髪と人物など、前後関係がはっきりしたものや、入り組んだもの同士を分けるようにします。
色味や明るさを物ごとに変えるのに楽だし、はみ出したときに、はみ出された側をもう一度描くのは大変だからです。

境界を複雑にしたいので、人物のパーツごとにレイヤーを分けたりはしません。
あるパーツの補正をしたいときは、マスクを作ったりはします。

以上、特に変わったことはしていませんが、制作過程でした。

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